2020年より、ユニセフマンスリーサポートに参加しています。
会員になると、年4回、ユニセフから会員誌が届きます。
7月、夏号が届きました。
ウクライナは「忘れられていた危機」
2022年2月24日より始まったウクライナ危機ですが、ウクライナ東部(ルハンスク州・ドネツク州)では8年も前から武力紛争が存在していたとのことです。
恥ずかしながら、私はクリミア侵攻をすっかり過去のことにしていて、ロシアのウクライナ侵攻のニュースで再び思い出しました。
今起こっていることを解決しないと、未来が変わってしまう。
未来は誰にも読めないけど、「いま」を後ろ回ししてたらダメなんだ。
SDGsは「未来の話」?
さて、6月27日、東京では1951年の統計開始以降で最も早い梅雨明けとなりました。
また、9日間連続猛暑日も経験しました。こちらも統計史上初です。
私が小学生の頃、東京の夏は暑くても30度前後で、朝晩は涼しくエアコンは不要でした。
「朝涼しいうちに宿題しなさい!」の言葉が説得力を持ち、扇風機をつけながら夏休みの宿題をこなしたものでした。
いま、夏は確実に暑くなっている。理解しているけど、実際に影響が出始めるのは50年、100年後だろう。
SDGsって流行ってるし、「それなり」にやればいいや~、なんて思っていました。
気候変動はすでに「いま」を変えている
2022年春号のユニセフニュースは、気候変動について。
土地の天候や土の質が変わると、今まで豊かに育っていた農作物も育たなくなり、貧困に陥るというもの。
もうすでに、この現象は起こっているといいます。
気候変動は50年後に問題を起こすのではなく、もう「いま」、影響が出ています。
のほほんと、涼しい部屋でお茶を飲みながらブログを書いている、この時間にも環境は変わって、世界のどこかで嘆きが生まれている。
SDGsは未来のための手段ではなく、まさに「いま」の問題の写し鏡。
「今は子育てで忙しいから、もう少し時間ができたら」と後回しにするのではなく、今できることをやっていきたいと思いました。
ネクストアクション
SDGsに対する私のいまの考えはこんな感じ。
ユニセフのSDGs特設サイトでカチャカチャやりました。
①と③は日本にも関係のある話で、私の子供たちが直面する課題でもあるもの。
だからここは今からでも少しずつ行動を変えていきたい。
今日からのアクション
- フードロスを避ける
- 使い捨てを避ける
- 働くことを楽しむ、興味のあることを業務の中でやってみる
②は、正直、いま私は困っていない事柄で、「どこか遠くの外国」か「自分とは違う人々」の問題になってしまってます。
これから子供たちが成人するまで、子供も巻き込みながら、これらの問題を議論していきたい。
続けられないと意味ないから、無理はしない
今回のブログを書くにあたって、すごく印象に残ったのが以下の朝日新聞の記事。
ワークライフバランスを見直し、持続可能な働き方について考える中で、改めて問い直されるのが“優秀な社会人とは?”という問題。
“裏テーマを持つ”というのは仕事において非常に重要で。よく「ライスワーク」と「ライフワーク」という言葉が使われますが、食べてゆくための仕事と人生を賭ける仕事、そのふたつがあるといいのかもしれないですね。
自分にしか持てない視点を持つというのも大事ですよね。
普通の人が普通にできることを見極め、少しずつ自分に合った働き方にシフトしてゆくことが重要
時短で働いている身としては、やさぐれることも多々ありますが、「自分にしかできない仕事」は私の中でもキーワードだったので、「忙しい時にすぐに戦力になる人材」にはなれなくても、「時間がかかる/厄介なプロジェクトを丁寧にこなせる人材」にはなりたいと思っています。
オーガニックなものとか素材にこだわったものを生活に取り入れようとすると、必然的にお金がかかるわけですよね。
結局、お金のない人はファストフードやファストファッションに頼らざるをえなくて、一部の富裕層のみがそういった“いいもの”を享受できるという風になってしまっている。
これは結局、資本主義のプロレスに巻き込まれているだけではないかという批判はあると思います。(中略)直球の疑問とか批判を受け止め、問い続けることこそ、SDGsの本質に迫ってゆくヒントなのではないか、と僕は思いますね」。
このまえ、某布団会社のセールに行ったら、タオルケットが激安で売られていました。よく見たら「新疆綿」の文字。
新疆ウイグル自治区は強制労働の問題があって、企業が取り扱いを中止しています。
きっとこのタオルケットは、その名残。売れなくなって、セール価格で売られていたのでしょう。
本当は国内経済を回したいから、国産のものが欲しいに決まってる。だけどそれって、すごく高いんです。
これをどこまで追求するか?その線引きをどこでするか?子育てしながらできる範囲を、模索し続けたいと思います。
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