NHK教育テレビが好きで、よく見ています。
今日たまたまテレビをつけたら、高田純次さん、みちょぱちゃんの「世界の哲学者に人生相談」という番組が放映されていました。テーマは「孤独に押しつぶされそう」。
私は1人の時間が大好きだし、他人である以上完璧には分かり合えないと思っているので、孤独を感じることは少ない方です。
実際、「孤独を感じるのはどんなとき?」という問いに対して、思い浮かべたのは10年以上も前のこと。つまり高校生まで遡りますが、あの頃は本当に孤独で、孤独で、私を分かってくれるひとは一生現れない、と思っていました。
もう今考えると、ちゃんちゃらおかしいんですけどね。
家族仲はまぁまぁ良かったし(家業やってたので喧嘩もあったけど)、兄弟とも仲が良いし、学校に行けば友人はいた。だけど、いつも冷めていたのですよね。どうしてみんな、こんなことで熱くなれるんだろう?って。
まあそれは大学生になると解消したのですが、とにかく10代の孤独は凄まじい。
それはまだこどもで、視野が狭いからなんでしょうね。
私にとって孤独とは、誰とも分かち合えないこと。
自分の思いも共感を得られない、相手の考えも受け入れられない。
たとえば、「このごはんおいしいね」でもいいのです。夕日がきれいだね、とか、今日はツイテないね、とか。そんななんでもないことさえ、分かち合えないのは、きっと孤独。
だから私は、なかなか会えない家族や友人に会ったら、おもいっきり共感して、その人自身を認めたい、讃えたいと思います。
あの、孤独だった高校生の自分から何が変わったかというと、私自身が強くなったのと、本当に大切なひとしか必要ないと思えるようになったからです。
大切な人が孤独に陥らないようになれば、大切な人たちが幸せであれば、いいなと思います。
ちなみに、こちらの番組です。ご興味のある方はぜひご覧ください。