私と家族と丁寧な暮らし

アラサー兼業主婦です。日常できらめいたもの、妊娠・育児のこと、音楽のこと、読んだ本のこと、考えたことなど。

【出産レポ_3】ようこそこの世界へ!

出産レポ、遅くなりました。これで最後です。


9:00

陣痛促進剤を打つ前に、帝王切開になった場合に備えて準備をします。
心電図とったり採血したり……手術経験のない私にとって、もうなんだか一大事。
なされるがままに過ごします。


すべての準備が整ってから、陣痛促進剤の投与が始まりました。
30分に1レベル上げていきます。


この間も、ずっとモニターはつけっぱなしです。
私が少しでも動くと外れ、電子音が鳴ってしまうので、左を向いたままで過ごさざるを得なくなります。

陣痛室には、バランスボールやクッションや、陣痛の痛みを緩和できるグッズがあったのですが、それを使うことすら儘ならぬ状況であります。


最初は余裕のヨッチャンで、お手洗いにも自力でいけました。
ただ、モニターをつけっぱなしだったので、トイレに行くと胎児心拍ではなく、私の心拍を拾ってしまうようで、助産師さんがワンサカ陣痛室にやってきて、
「まめさん、大丈夫ですか?」
と確認する始末。


あげく、
「お母さんの心拍を拾ってしまうと危険なので……管つけちゃっていいですか?」
とのことで、人生初の導尿をしていただくことに。





「あの、すみません、おしっこしたくなったら、ここでしちゃっていいんですか?」
「あ、大丈夫です〜おしっこしたくなりません(^^)」
「え?」
「勝手に出ます(^^)」
「ええっっ?!?!」




とのことで、もう私はただの横たえる動物になったのであります。


10:00

促進剤が上手く効いて、陣痛が強くなってきました。
途中で酸素マスクを渡され、「お腹の赤ちゃんに酸素を送るように呼吸してください」と助産師さんにアドバイスをもらったのが良かった。


それまで浅かった呼吸が、息を大きく吸うことで深くなり、陣痛のたびに落ちた胎児心拍も、それほど低くならなくなってきました。


「子宮口、順調に開いてるね〜下から産めるよ!」助産師さんは張り切ってましたが、もう私にそれをどうこう考える余裕はなかったのであります。


11:00

「なんか出そう!!!!」
急にそう思って、ナースコール。この、なんか出そう感=もうすぐそこ、の事前学習はバッチリだったので、なにも出さないよう頑張るのであります。


助産師さんはすぐ来てくれたのだと思いますが、その時間が私には永遠に感じました。
内診後、ちょっと焦った声で、

「子宮口全開、もう頭、すぐそこまで来てるよ。すぐ分娩室の準備するね。先生呼んでくるから待ってて」


急にバタバタとし始めたのです。
先生の内診でも、もう分娩できる状態と判断されたので、待ちに待った分娩室へ!!


「あ、テニスボールを使っていきみ逃しをする間もなく、すぐいきめるんだぁ……」と幸せな気分になりました。
それほど、「いきんじゃダメ」は辛かったです。


ただ……


「まめさん、頑張って歩いて!!」


助産師さんは、この状況で、歩いて10mほどの分娩室に行かす鬼でありますっっ!!


「うおおなにか出そうですぅぅ」
「まだ出ないから大丈夫!次の陣痛おさまったら行くよ!」
「ぬうぅ」


陣痛と陣痛の間隔は1,2分だったので、おさまった瞬間に移動。競歩選手に引けを取らないスピードで分娩室に向かいました。


ここからはものの30分ほどで出産。


なにかで読んだんですよねぇ、
「陣痛と陣痛の間に、必ず休める時間がくる。その時間にたっぷり休んでおくこと。赤ちゃんも苦しんでる」。

このアドバイスは効果テキメンでした。誰に学んでもいないのに、女性は本能で子供を出産できるのですね。



生まれた瞬間、娘は猫のようなカワイイ声で元気に泣きました。



「おめでとうございます〜」


初対面の娘。胎脂ビッシリ!!!真っ白であります。


助産師さんに綺麗に洗ってもらい、その間夫(実はずっと近くにいた)は娘の様子をカメラで撮影大会。私は会陰の縫合に耐えていました。



やっぱりへその緒、巻き付いてたみたいです、首に。
でも低酸素になることもなく、無事に産まれて来てくれました。



出産後は、それまでの苦しみが嘘のように、穏やかな時間が流れました。
痛みもなく、お腹の苦しさもなく、ベッド(分娩台)の上でただボーッと2時間も横になれる幸せ!!!


娘はまだ出ない私のおっぱいをちゅうちゅう吸ってました。
きゃわわ過ぎました。



たった1日で陣痛、出産、授乳が終わりました。
こんなに激動な1日は人生の中で初めてでした。

この時は、無事産まれた喜びで多幸感に満ち満ちていました。
この日から始まる母子同室の大変さを知るのは、あと数時間後の話になります……ヒヒッ。